2021/12/24
温度管理とは、冷蔵が必要な食品とか飲料などが代表的ですが、品質を保つために必要な予め定められた範囲内で温度を維持することを指します。食品産業や流通、スーパーなどの小売の分野では必須で欠かせないものですが、すぐに分かるように一般の消費者であっても無関係ではありません。生鮮食品をスーパーなどで購入した場合、家に持ち帰ってきた後は必ず冷蔵庫に入れるはずですが、これは家庭内での温度管理に相当することは言うまでもないわけです。予め決められた一定の温度管理をするためには、思い通りに冷やしたり温めたりできる装置、つまり熱のやり取りをするための装置が必要になります。
冷蔵庫では、液体が気化するときには周囲から状発熱を奪うことで周りを冷やすことができるという原理が応用されています。一方で、それだけでは仕組みとして十分ではありません。このシステムが24時間常に作動したままの状態では、冷蔵庫内はあまりにも冷やされ過ぎることになり、冷蔵するはずが簡単に冷凍状態になってしまいます。これでは適切に品質を保って保存したことにはなりません。
庫内が温かくなりすぎるのも問題である一方、冷やされ過ぎるのも問題で、温度を検知してそれに応じて冷蔵装置のスイッチを自動的にコントロールできる仕組みも不可欠なのです。でないと、人がそれを把握して手動でスイッチを入れたり切ったりすることが必要となってしまい、家電製品としては十分ではなくなります。温度管理のことならこちら
