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信頼性の高いネットワークを構築

IoTなどの活用で簡単になるHACCP

time 2021/11/06

IoTなどの活用で簡単になるHACCP

HACCPとは食品を製造する過程での衛生を管理することで、HazardAnalysisandCriticalControlPointの略です。国際的な食品衛生法のようなもので、始まりは1959年から構想されていたアメリカのアポロ計画で宇宙食の安全性のために発案された衛生管理手法でした。読み方はハサップ、国によってはハセップやハシップとも発音します。日本語では危害要因分析重要管理点と訳されており、2018年6月から農林水産省や厚生労働省によって導入が求められてきました。

導入に伴いHACCP手法支援法としてIT導入補助金などの活用が認められたことを経て、2021年6月からは原則として全ての食品等事業者に対して完全義務化されています。HACCPを遵守した食品を製造及び保存する際の温度管理には、IoTなどによる自動管理が便利です。一見わずらわしく感じるHACCPですが結果的には効率の良い食品管理となり、支社の工場がたくさんある企業ならクラウドを利用して、本社で一括で温度管理をすることもできます。温度や湿度管理を毎時間一定の記録としてグラフを自動作成していくアプリなども開発されているので、これらのツールの活用でHACCP導入はとても簡易になりました。

万が一製造過程で不良品が出た時も過去をさかのぼって調べられるので、不良品の原因になるデータを蓄積することで未然に対処できるようになり生産性もアップします。

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