2021/12/24
湿度計を選ぶ際にはデザインや価格に着目しますが、湿度を測ることが主な目的ですから、精度を重視してセンサーもしっかりと選びたいところです。湿度計のセンサーは内蔵されているタイプと、外付けで外部に飛び出ているタイプに分けられ、市販で低価格帯のものは前者のタイプが多い傾向です。内蔵されているのでセンサーの存在を意識せずに済みますが、壊れてしまうと湿度計を本体ごと買い換えなくてはいけないのがネックです。対する後者のタイプは取り外しが可能で、長く伸ばして狭い場所などにも入れられるのが強みです。
屋内から屋外の湿度を測定するといった使い方ができる製品もあるので、室内外の湿度差を測る用途にも活躍します。湿度計のセンサーは外付けだと交換可能なので、万が一壊れてしまっても本体が無事なら部品を交換するだけで済みます。湿度計によっては、本体にもセンサーが内蔵されていて、1台で2点の湿度を測定できるタイプもあります。例えば室内の中心と窓際、床付近と天井付近の湿度差を測ったりできるので、1台持っていると便利です。
価格は低価格帯と比べて多少高めですが、機能を考えれば納得できますし、近年は無線で複数地点の湿度が分かる製品もあるので狙い目です。多点測定は部屋ごとの湿度を把握するのに役立ちますし、子供部屋の湿度が高くないか、浴室や脱衣所の湿度が高くなっていないかなど知ることができるので、カビなどの健康に影響する要因の対処に繋がります。