HACCPには温度計センサーの校正も必要

HACCPは、不良となるものを出さないこのような目的がある制度で食品に係わる全ての業種で導入の義務付けが行われています。HACCPは、危害要因分析と重要管理点の２つがありますが、危害要因分析に含まれるものは材料が入荷してから出荷までの過程の中で、各工程ごとに健康への被害に繋がるリスクを持つ要因の有無を調査することです。この危害要因の中には、食中毒菌や有害な化学物質、硬質異物などが含まれておりHACCPを導入すると食中毒の防止や食料品への有害物質の混入もしくは異物混入を予防することができるメリットがあります。重要管理点は、危害を取り除くことや提言などに繋がるような直接管理が可能なポイントを継続的に管理する、それと同時に確認及び記録するなどの特徴を持ちます。

飲食店での重要管理点は、温度管理で冷蔵庫や冷凍庫の温度を毎日確認する、必要に応じて始業前と営業中の間、就業前などのように定期的に管理することが求められます。温度センサーを使って温度を計測して確認してそれを記録するケースもありますが、この温度センサーが正しい表示になることを前提にしているものですから、温度センサーの精度により正しい記録ができない可能性もゼロではありません。そのため、温度センサーを使う場合には、その器具が正しく動作しているものである、このような証明を可能にするためにも校正を実施することもHACCPの中では必要事項になって来ます。